4月からどこの病院にも新人看護師さんがやってくる。嫁さんの病棟にも一人の新人ナースが来るらしい。そんな新人看護師さんのためのホウレンソウ(報告・連絡・相談)について書いてみた。
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新人の基本 報告・連絡・相談
看護師だけでなく、どこの業界でも新入社員の基本は『報告・連絡・相談』ホウレンソウです。新人だからやるわけではなく、誰でもやることなんですが経験の乏しい新人さんは、何を報告や連絡すれば良いのかってことが分かっていない事が多いので研修で叩き込まれるわけです。
報告の基本
事後報告や実施報告書等の言葉で使われているように、「報告」と言うのはなにかを実施して、その結果を先輩看護師や上司に伝えることが報告なんです。
- 患者さんの状態の報告
- 検査結果の報告
- 点滴を失敗したって報告
- 患者さんの家族の様子を報告
等など、新人看護師さんの場合は「知っていることや、実施したこと」は何でも報告しておく方が無難だ。
だんだんと業務に慣れてくると、この報告をうっかりと忘れてしまうこともある。それはよくない。なぜなら報告しておくってことはあなたの身を守るからです。
報告は責任を分散することです
新人ナースが先輩や上司に「報告する」ってことは、自分の身を守るっててとなんですよ。
患者さんの状態の変化や家族のトラブル等を、新人さんだけが知っているのではなく、先輩や上司に報告しておくと、その報告した内容を先輩や上司と「共有」したことになる。
もしその後に何かしらあっても、あなただけの責任にはならない。あなたはきちんと先輩や上司に報告したのだから。責任を分散しているのです。
だから報告はきちんとしましょう。
だけど、上司に報告して、上司から
「その事は、○○のように対応しなさい」
と指示が出たらその指示に従ってまた結果を報告しないといけない。
報告→指示→報告
と繰り返されることがあっても最後は報告で終わっておけば、責任は共有されることになる。
いつまで報告を続ける?
上司から
「今後は報告する必要はない」
って言われるまでは報告を続ければいいと思います。
特に新人看護師は、何を報告すべきで、何を報告しなくて良いのかの線引きの判断が出来ないので、何でも報告しておく方がいいですね。
そして上司から「報告の必要はない」と言われたことから報告をやめていけば、だんだんと、報告すべきことと報告の必要はないことの区別がついてくるようになります。
連絡の基本
業務連絡と言う言葉にあるように、「連絡」っていうのは予定や実施すべき事柄などをみんなに伝えたり、共通の認識を持つために行うことだ。
だから「連絡」っていうのは、うっかりと忘れてはいけない、確実に伝えるべきことなんです。
その内容が大事なのかそうでないのかということは関係なく、伝えると言う行為が重要なんですよ。
共通の認識を持つために「連絡」は行われるので、伝える側も聞く側も「知らなかった」では済まないのが連絡なんですよ。
相談の基本
先輩や上司に不安なこと、わからない事を確認したり、尋ねたりするのが「相談」だ。
4月や5月と言うのは新人ナースにとってはわからないことだらけだ。だから多くの事を先輩や上司に相談しなくてはならない。
聞くこと、相談することで正しい業務の進め方を学ぶのがこの時期なんです。逆に、9月とか10月くらいになってもまだまだ基本的な業務ができなかったらそれはちょっと問題だ。
だから、4月や5月に多くの事を相談して、多くの事を学ばなくてはいけない。わからないことをわからないまま放置しておくのは良くない。
それに経験を積めば積むほど基礎的なことは相談しにくくなる。新人看護師だからこそ、知らないことわからない事を積極的に吸収すべきなんです。
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