看護師を目指す!看護学校の選び方

2014年3月26日の読売新聞によると、看護系の学部・学科を持つ大学は20年前と比べると7倍に増え226校に増えている。2014年度には16校開設される。進学先の選択の際に、何を基準に看護学校や看護系大学を選べばいいのでしょうか?選択を間違うと入学後に苦労することが多いですよ。現役看護師の意見を参考にまとめてみた。

看護の専門学校は3年、看護系大学は4年

看護師には准看護師、正看護師の2種類の資格があるが、正看護師のほうが数も多く給与や待遇などの条件が良い。だから、高校生を中心とした10代・20代の方が目指すなら正看護師の学校を目指すほうが良い。

正看護師を目指す専門学校の修業年限は3年。看護系大学は4年だ。

准看護師の国家試験の受援資格を得ることのできる高校もある。卒業後に就職する方もいれば、正看護師の学校に進学する者もいる。この場合准看護師からのステップアップとして2年で正看護師を目指すコースもある。

しかし一般的には高校卒業して看護学校や看護大学に入る方がほとんどだと思います。

学校で得られるのは受験資格

時々勘違いしている方がいるが、看護の専門学校や看護大学に入学して勉強して、卒業するだけで看護師に慣れるわけではない。看護師になるための国家試験を受けて合格しないと看護師になることはできない。

看護学校や看護大学で在学中に得ることができるのは、看護師の国家試験を受けることができるという資格・権利だけです。

一般の方が看護師になろうと思っても国家試験を受けることはできません。看護学校や看護大学で勉強した方だけが看護師になるための国家試験を受けることができるのです。

大卒のほうがこれからは少し有利

少しでも早く看護師になりたいのなら3年生の看護専門学校に入学するほうが良い。でも、大学と専門学校どちらにも入学するだけの学力があるなら、大学のほうが長い目で見た場合有利です。

大卒と専門学校卒では給与が少しだけ違っている病院などが多いのです。大卒のほうが条件が良いところが多い。1月当りの給与が少し違っていても、ボーナスや年収などで考えるとちょっとした金額になってきます。

また、看護師の世界では、より専門的な看護師を育成するための認定看護師や専門看護師を育成しています。このようにより専門性の高い看護師を目指す場合も大卒で看護師になっているほうが有利なんです。

だから、専門学校と大学両方狙えるなら大学に入学するほうが有利と言えます。

学校の選び方

学力によって入ることのできる学校や大学は異なります。でも、おなじ学力で「どっちの学校がいいかな?」という風に迷う方もいるでしょう。こんなポイントで選ぶといいのではないでしょうか?

新設校はなるべく避ける

看護系大学はどんどん増えています。2014年3月26日の読売新聞の記事にも掲載されています。でもこの記事によると、新設校では学生が必ず行わなければならない、病院実習の実習先を確保しにくくなってきていると書いてあります。
新設大学を設置するときには審査があります。そのため、実習先を確保できていない大学などはありませんが、どのような病院に行くのかということは学生には選択できません。

新設校に比べると、歴史の長い大学や専門学校は卒業生も多く、卒業生が管理職を務めている病院も多いのです。その為実習先を確保しやすい傾向があります。安心感があります。

家から通える距離のほうが良い

勉強する内容は、基準が決まっているのがどの学校に行っても大きな差はありません。看護師を目指す学生さんにとって最も大変なのは実習です。ここで挫折する学生さんも多いのです。

病院に行って、看護師の指導のもといろんなことします。レポートも書かなくてはいけません。翌日の実習の予習もしないといけません。どんどん睡眠時間が減っていきます。

もし、家から出て一人暮らしをするとこの実習の時に、ご飯作ったり洗濯したりする時間がなかなか取れないのです。

だから、家から近い学校に入れるならなるべく家から近い学校に入りましょう。実習を終えて家に帰ってきた時に食べる晩御飯がある、選択は親にやってもらえるっていうのは大変ありがたい事なのです。

それくらい実習はつらいんです。

専門学校よりは大学の方がいい

長い目で見れが大卒の方が有利。看護師資格そのものは専門学校卒、大学卒どちらでも同じです。でもその後看護師としてより専門的なことを学んだり、ステップアップしたいなら大学を目指しましょう。

専門学校は3年、大学は4年ですが一日でも早く看護師なりたいのなら、専門学校に行きましょう。筆者の家族は専門学校卒で看護師になりました。でも今は大学に入っていた方が良かったと悔やんでいます。なぜなら、同じ年齢なら大卒の看護師の給与の方が少し良いからです。

給与の差は少しであっても3年、5年、10年という長い目で見たときに貯金とかできる金額は結構変わってくるからです。

目指すなら大学です。

計画的に勉強しよう

「なりたい」って思っているだけでは看護師にはなれません。

高校の3年間でしっかり勉強しないといけません。でも、看護系の学校の入学試験って結構特殊なんですよね。「生物」が受験科目になっていたりする学校とかがあります。

高校の進路指導の担当の先生も、普通の大学と違ってなかなか情報収集することができていませんし、新設校なんてそもそも情報がありません。

だから、医療系の予備校の模擬試験や、夏期講習などを受けることで計画的に受験勉強するほうが良いと思います。

高校だけの勉強ではちょっとレベルの高い専門学校や大学は難しいかもしれません。

しっかりと学んで看護学校や看護大学に入学してくださいね。

入学するためにはしっかりと、看護学校に合格するための学力を身につけなくてはなりません。
ライバルに勝つためには、しっかりと準備しましょう。

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