医療系の進学や学校選びに迷うなら、看護師を選びなさい

もうすぐ4月、高校生がそろそろ進路を決める時期ですね。我が家の娘は看護師を目指すようです。進学先として医療系の看護師、臨床検査技師、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士で迷っているなら、看護師を選びなさい。ながーい目でみたときに看護師の方が絶対に有利なのです。高校生の娘を持つ看護師と作業療法士の夫婦が高校生の進路について考えてみました。


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高校生の親の気持ち

高校生の子供を持つ親のほとんどは

  • 娘や息子には大学か専門学校に進学してほしい

って思っていると思います。さらに言えば、大学や専門学校を卒業したのちには

  • 安定したいい会社で働いてほしい
  • かたい職業についてほしい
  • 手に職をつけて欲しい

って思っていると思います。

まあ、子供の高校の成績によっていくことのできる大学や専門学校っていうのは決まってくるので、だれもが東大に入ったり、一流企業に就職したりできるわけではないけれど、そこそこの大学に入って、まあ生活できるだけのお給料をもらって、自分たちがいなくなっても生活に困らないようになってほしいって考えている親が多いと思います。

手に職をつけるっていっても色々ある

大学に行ってもやりたいことが見つからないっていう息子や娘は多そうです。高校生くらいで具体的に将来の目標を見据えて、大学や専門学校選びをする高校生なんて非常に少数派だと思います。

だから、20代とか30代になってから看護師を目指したり、リハビリに転職したりってすることになるのだと思います。

それならいっそのこと、最初から何か手に職をつけるために学校に行っておくほうが、将来就職するときにはすごく有利だと思います。

  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 看護師
  • 臨床検査技師
  • 介護福祉士
  • 診療放射線技師

などなど医療系といってもいろんな資格があります。

作業療法士の夫と看護師の妻の夫婦がいま最もおすすめする資格は、看護師です。ほかの職種に比べると、長ーい目で見た場合に看護師っていう職業は圧倒的に有利だからです。

看護師は強い資格なんです!

医療系の国家資格の中でも群を抜いて数が多いのが看護師です。全国に50万人以上の有資格者がいる上にさらに多くの看護師が養成されています。看護系学科を擁する大学も増えてきました。昔は専門学校が中心でしたが、2014年の現在は大学で看護師を育成する時代になってきたのです。

高校生の子供を持つお父さんやお母さんに知っていただきたいのは、看護師っていうのは強い資格なんだってことです。

資格に強いとか、弱いとかあるのかって思う方もいるかもしれませんが強い資格っていうのはあるんですよ。

自分たちで値段を決められない医療業界

風邪をひいたり、ケガをしたりで病院に行くことは多いと思います。診察受けて、お薬をもらって、お金を払うと領収証をもらうと思います。

その領収証をよく見ると

  • 初診料
  • 注射
  • 検査

色んな項目が並んでいますが、そこに書いてある価格っていうのは病院が勝手に決めている訳ではないのです。病院や診療所で行われる、診療に関する費用っていうものは国が決めているのです。

診療報酬と言って2年に1回見直しがされるのですが、住んでいる地域によって医療費に高低がつかないように同じ診療だと同じ価格になるようになっています。

団体としての力が発揮される

自分たちで価格を決めることのできない医療業界なのですが、2年に1回の価格の見直しを黙ってみているわけではありません。

  • 日本医師会
  • 日本看護協会

などは、国会に自分たちが推薦する議員を送り込んだり、厚生労働省のいろいろな審議会の場に自分たちの代表を送り込んで、何とか診療報酬が下がらないように色々と努力しているのです。

そこで、看護師の力の強さが発揮されるのです。看護団体、看護協会というのはものすごく強い団体なんです。厚生労働省に対して強く意見の言える団体なのです。だから、看護師に関する診療報酬というのはあまり下がらない、むしろ上がる傾向なのです。

現在筆者は訪問看護ステーションという職場で働いているのですが、訪問看護ステーションに関する看護師さんに対しての報酬は改定の都度上がっています。そんなことからも看護師さんという団体の力の強さがうかがえます。

だから、看護師という職業は長ーい目で見たときに非常に将来性のある安定した職業の一つなのです。

これからは大学で看護師を育成する時代

医療の進歩とともに看護師に求められる能力も年々進化しています。

だから大学や大学院で看護師を育成するようになってきました。高度な医療に対応できる能力を持った看護師を育成する時代に突入しているのが、今の看護師育成の現状なのです。

看護大学の学費もピンきりです

国公立系の看護系大学の学費は比較的安いのですが、私立系大学の看護学部の学費はそれなりに高いところが多いのです。

しかし、看護大学に入ってしまえば、将来は看護師になれる可能性が非常に高くなります。

大学に入れば看護師になれるわけではありません。看護系大学を卒業するときに得られる資格というのは

  • 看護師の国家試験を受験する資格

看護大学を卒業して、国家試験を受験して、それに合格すれば初めて看護師になることができます。

専門学校や大学を卒業して初めて受ける国家試験の合格率は非常に高く8割~9割です。一度失敗すると翌年再受験になるのですが、2度目以降の合格率は5割以下となっているので、一度目の受験で合格するようしっかりと娘さんや息子さんには頑張ってもらわなければなりません。

まずは看護大学の入学を目指す

まずは看護系大学の入学を目指しましょう。

看護系の大学は少子化の時代で大学全入時代とはいえやはり、人気のある学部です。それを反映してか毎年新設大学が開設されたり、既存の大学に看護学部が新設されたりしています。

しかし最も最新の看護系大学の受験事情については、実は高校の進路指導の教員も十分に把握しているとは言えません。

そこで、高校生の息子さんや娘さんが看護師を目指して大学への進学を検討しているなら、看護系大学の受験に強い予備校などで情報を集めたり、夏期講習を受けたりするなどして、看護系大学の受験に向けた準備をしなくてはなりません。

看護系の大学は、一般の大学と異なり受験科目に特徴のある大学も多いので、そのような受験に対応できる予備校の力は非常に大きいのです。

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