職場での人間関係が原因で、退職するって言うのは看護師さんに限ったことではないと思います。作業療法士の私でも人間関係が原因で退職した経験はあります。(2013年12月現在は非常勤掛け持ち生活しています)
でも、他のサラリーマンとか、医療職である理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と比べても、看護師さんの人間関係ってちょっと難しいというか、複雑だと思います。
そのため、結果として人間関係に問題が生じて、退職という選択をする方も多いと思います。
女性が多く濃い人間関係
事務系というかデスクワークなら、与えられた仕事を淡々とこなしていけば、人間関係に左右されることも少ないかもしれません。私はサラリーマンの経験がありませんので、「デスクワークなら人間関係に悩まない」と断言できませんが、看護師をやめて普通のOLしている方もいますから、OLのほうが人間関係がましなのかもしれません。
嫁さんが言うのは、
「看護師は女性ばかりの職場、女性ならではの人間関係がある」
「男性が入って薄まればよいが、圧倒時に女性が多く、ごちゃごちゃした人間関係になる」
「仕事に関係なく女としての戦いがある」
というようなことをよく言ってますね。多かれ少なかれ、女性ならではの人間関係って言うのがあるのですよ看護師の世界には。そこを乗り切っていけるかどうかが離職・退職との分かれ道になるんでしょうね。
看護師は一人だけでは仕事にならない
自分の決められた分担だけ仕事をすればよいというわけではありません。
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士とかは自分の担当の患者さんのリハビリだけをしていれば仕事は終わる。そういう意味では
「医療ではチームワークが重要」
とは言いながら、自分の仕事だけを淡々としようと思えばできる仕事である。
しかし看護師さんの仕事は一人ではできない。多くの患者さんの対応は一人では困難だからです。部屋持ちとか担当患者制とかあるけど、自分が勤務していない時の状態はわからないから他の看護師に確認しないといけないし、担当の看護師がいない時には自分がその患者さんをフォローしなくては病棟業務って回らないからです。
そうすると、必然的に生じるのが
「よく動く看護師」と「動きの悪い看護師」のもめ事であったり
「気が付く看護師」と「気が付かない看護師」のもめ事であったり
「先輩看護師」と「後輩看護師」のもめ事であったりする訳ですね。
夜勤業務がさらに人間関係を濃くする
日勤帯の業務でさえ、いろんな理由でもめ事いっぱいなのに、夜勤という業務がそれに拍車をかけるんですね。もめ事があるといっても日勤帯なら、自分の味方の看護師もいたりする訳なんですが、夜勤は少数のスタッフで業務をするので
気の強い先輩看護師 と オドオドした後輩看護師
お局看護師 と 若手看護師
厳しい主任看護師 と 新人看護師
みたいな「かんべんしてくれよ」って言う組み合わせで夜勤をこなさなければならなかったりするので、さらに人間関係が複雑になっているような気がします。
出産するとさらに複雑に
私の嫁さんは看護師で子供が二人いるわけですが、そうすると子供の発熱とか体調不良とかで、急に休みをもらったり早退したりすることも時々あります。
そうすると、予定していたスタッフ数よりも少ない人数で業務を回さないといけないから残っているスタッフは結構忙しくなったりする訳ですよね。そうすると、やっぱり、子育てしていない看護師さんとか独身のお局看護師さんとかからは「嫌味」を言われたりすることもあるようです。
子育てのことについて悩んで退職する看護師さんは嫁さんの周りにもたくさんいます。子持ちにとっては多少なりとも働きにくい要素があるんでしょうね。
それでもやっぱり看護師として働く
私の嫁さんは本当は「美容師になりたかった」そうなんですが、なんやかんやと愚痴をこぼしながらも看護師という仕事を続けています。
准看護師から正看護師になってやりがいも増えているようです。給与などの面からみても看護師を一度経験するとOLとかスーパーのレジ打ちのパートとかには戻れないと、嫁さんもいつも言っています。
なんといっても、働く場所がどこにでもあるというのは看護師さんにとっては大変魅力。いつかは人間関係が多少なりともましな環境が見つかるかもしれません。
私が勤務している訪問看護ステーションは、基本的には看護師さんも担当の患者さんの家を一人で訪問する形態の仕事なので、人間関係のトラブルも少ないように思います。
人間関係で悩んでいる看護師さんは検討してみてはいかがでしょうか?
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