今年も看護師国家試験の結果が出ましたね。来年に向けて国家試験の準備をしている看護学生さんは、この結果をしっかりと見てください。新卒の受験者の合格率は例年90%以上ですが、既卒の受験者の合格率は50%前後なのです。だから国家試験の対策をしっかりとして、来年の看護師国家試験は1発合格を目指さないといけないのです。
新卒と既卒の合格率ははるかに違う
2013年の第103回看護師の国家試験結果が厚生労働省のホームページに掲載されています。それらの数値をまとめてみるとこのようになります。
受験者数 | 合格者数 | 全体の合格者率 |
59725 | 53495 | 90% |
新卒者数 | 新卒合格者数 | 新卒合格率 |
53492 | 50846 | 95% |
既卒者受験数 | 既卒合格者数 | 既卒合格率 |
6233 | 2649 | 43% |
新卒と2回目以上の受験となる既卒者との合格率の差をしっかりとみてください。
全体の合格率は90%ですが、新卒者の合格率はなんと95%です。それにくらべて既卒者の合格率は43%なんです。
この新卒者の合格率が高くて、既卒者の合格率が低いのは今回のみのことではなく、ほぼ毎年既卒者の合格率は40%~50%程度とかなり低いのです。
新卒の方が圧倒的に合格率が高い
既卒に比べると新卒の方が圧倒的に合格率が高いということがご理解いただけたでしょうか?
看護の専門学校や看護系大学を卒業すると、国家試験の受験資格を取得できます。だから、国家試験に不合格でも、また翌年国家試験を受験することができます。
しかし、一度受験に失敗してしまうと、モチベーションを保ったり、勉強する環境が異なってしまったりするなどして、翌年の再受験に向けて十分に準備することができずに、失敗してしまう方が多いのです。
1年間も国家試験に向けて準備する時間があるから大丈夫ってことではないのです。
むしろ、実習や卒業試験やレポートに向けて忙しい中、頑張って国家試験対策の勉強もしながら過ごす学生の時間の方が圧倒的に密度の濃い勉強ができるのです。
そのような密度の高い時間を作り出すことが既卒者では難しいのです。
来年の看護師国家試験の1発合格を目指すために!
来年の看護師国家試験の受験に向けて、しっかりと今から準備していきましょう。
学校の教員と相談したり、看護学校や看護系大学での国家試験対策のセミナーに参加するなどして、実習やレポートや課題などで忙しいとは思うのですが、国家試験の対策も忘れないでください。
色んなところにメモを貼ったり、かばんの中に過去問題集などを入れておくなどして、通学時間の合間や休憩時間に少しずつ勉強しましょう。
頭の片隅に常に国家試験のことを淹れながら最後の看護学生の1年間を過ごさないと一発合格はかなり難しいのです。
それでも不安ですか?
一度失敗したら2回目の合格率は50%くらいっていう数字はかなり衝撃的ですよね。看護学校の対策や、自分なりの勉強方法だけで不安な方もいるのではないでしょうか?
じつは看護師の国家試験対策には医療系の大手予備校も力を入れています。
過去問題等を中心に国家試験の傾向と対策を練っているのです。
1発合格を目指しているけれど、どうしても自分の勉強方法や学力に不安のある看護学生さんは、医療系予備校の資料だけでも請求してみてはいかがでしょうか?
必要に応じて、国家試験対策講座を受けてみたり、通信教育を受けることができます。
どーしても来年の看護師国家試験対策が不安だという看護学生さんなら、資料を見て検討してはいかがでしょうか?
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