嫁の進学、准看護師から正看護師へ

私が27歳で結婚したときは、嫁さんは准看護師でした。結婚して次の年に長女が生まれました。その長女が2才くらいのときに、嫁さんは正看護師を目指して、進学コースのある看護学校に入学しました。

まずは入学試験

嫁さんが人生で最も勉強したのがこの入学試験と、この後に受けた国家試験だそうです。ここで私が手伝えることはなにもありません。

この時に私が考えたことは

入学すると学費がかかる
学校に行くと嫁の給料がなくなる
その結果、生活が苦しくなる

ってことでした。長女は保育園に入ってて、共働きなので毎月5万円近く払ってたから、嫁の給料がなくなると生活が大変だったりするからです。

幸い学費はあまり高額ではなく、卒後にもとの病院に復帰することを条件に勤務先から助成金も出ました。生活が苦しくなる最後の一年は実家にちょっと助けてもらいました。

そんなこともあり何とか生活出来てました。

3年間の看護学校

最初の二年間は週に3日間は学校、最後の一年間は実習なので週に5日間は学校。最初の二年間は、学校がない日に病院で働くという生活でした。だから最初の二年間は少しは収入があったんですよね。

とにかく最初の一年間が大変でした。2才の長女は私が保育園に連れていくようにしたんですが、嫁さんの方が早く家を出るんですよね。そうすると長女が泣くんですよ、一緒に行きたくて。それをなだめて、着替えさせて保育園に連れていってましたね。

だんだん長女もお利口になってきました。私も娘の髪をゴムでくくることも覚えました。

最後の一年は、実習ばかりで早く家を出て遅く帰ってくる。当時は私と嫁さんの職場が同じで、保育園も近所だったので何とか乗りきれました。

子供さんが小さい時に看護学校行こうと考えているかたは、旦那の協力度合い、自分達の両親の協力度合い、お金のことなんかをしっかり考えて下さいね。時間はなんとかなるかも知れませんが、子供をほったらかしには出来ませんよ。

国家試験とその後の生活

国家試験の勉強はよくしてましたね。台所とか、トイレとかに問題やら回答やら貼っていました。僕から見ても「頑張ってるなあ」って思いました。
看護師の国家試験は、一度落ちても翌年の試験を受けられます。しかし翌年以降の合格率は50%を割り込みます。何としても一回で合格しないといけないんですよ。子供の面倒みながら何度も試験勉強なんて出来ませんよホントに。

おかげで、無事合格。嬉しかったというよりはホッとしましたね。

合格して嫁さんの給料は少しよくなったかな。資格手当が上がったのかな。
准看護師時代は、独身で勉強そっちのけで遊んでいた嫁さん。そんな嫁さんが言うには

「准看護師と正看護師とでは、勉強する内容が全然違う。勉強して良かったと思う。同じ看護師でも、そのバックグランドにある知識が違うから、仕事への取り組みかたも変わった。正看護師になって良かった。職場での責任感も変わった」

と感じているようです。
勉強の楽しさに気づいてくれたのは嬉しい、しかもお給料も上がったしね。

このあとに、二人目の娘が産まれてしばらく非常勤になるんだけど、正看護師の資格があるからけっこう職場でも配慮してもえたようです。二人目が小学校に入学してから、常勤に復帰しましたが子供に手がかかるから日勤のみの勤務としてもらえています。これも、看護基準があって正看護師を確保する必要があるからでしょう。

正看護師になるのは大変ですが、将来的には有利になることが多いと思いますので、検討されている方は早く決断しましょう。

看護師求人紹介 【ナース人材バンク】

(スポンサー広告)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です