子育てと訪問看護ステーション

子育てしながら働いている看護師さんにとって、訪問看護ステーションっていう職場は魅力的だと思います。筆者は作業療法士として3か所の訪問看護ステーションに掛け持ち勤務して収入を得ているのですが、それぞれの訪問看護ステーションにお勤めの看護師さんのほとんどは主婦で子育てされている方ばかりです。

子育て中の看護師さんにとって、訪問看護ステーションっていうのは働きやすい職場なのです。

訪問看護ステーションの勤務事情

常勤で働くにしろ非常勤で働くにしろ病院とちょっと働くスタイルが異なっているのが訪問看護ステーションです。

病院では多くの患者さんを相手に仕事をすることがほとんどなのですが、訪問看護では患者さんの自宅に訪問して看護というか仕事をすることになります。

患者さんが利用されている保険が介護保険による訪問なのか、医療保険による訪問なのかによっても少し違ってきますが、だいたい

30分~1時間30分

くらい患者さんの自宅に訪問することがほとんどです。患者さんの病気の種類や必要な看護内容によって訪問する時間は異なりますが、基本的にはそれぞれの家に一人で訪問することになります。

訪問する時間は患者さんそれぞれのスケジュールが決まっていますので、訪問看護ステーションに勤務して担当を持つようになると学校の時間割のように、月曜日は3件で火曜日は5件の訪問というようにシフトが決まってきます。

非常勤スタッフの時給事情

まあ、ピンきりのお給料がありますが時給換算にすると2000円前もらえたら良い方というのがほとんどだと思います。もう少し低いところも多いです。もちろん2000円より多いって事業所もあるので、そのあたりは転職する際に確認してみてください。

他に転職するなら確認しておいてほしい訪問看護ステーションの給与事情としては

  • 完全歩合の給与
  • 勤務時間×時給

このパターンがあるので必ず確認してください。完全歩合の給与体系の場合、利用者さんのキャンセルや訪問ケースのない時間帯にはお給料が出ない事業所があります。訪問件数の実績によってお給料が決まる事業所ですね。

それとは違って、勤務時間に対しては訪問の有無に関係なく時給が支払われる事業所もあります。

どちらも一長一短ありますね。完全歩合だと、空いている時間を調整できれば自宅に戻ったりすることもできますからね(その分手取りは低くなるけど)

子育てに向いている

病院勤務と違って、訪問のスケジュールが曜日ごとに決まっているのが訪問看護ステーションの仕事の特徴です。

子育て中のママさん看護師の方の場合

  • 子供が体調を崩して仕事を休まなければならない
  • 参観とか運動会などの行事で仕事を休みたい

こんなことがあると思います。

だけど、訪問看護の場合は点滴とか処置などが必要な患者さんを訪問するので、スタッフが休んでも他のスタッフが代行で回ることになります。必ず行かなければならないのが訪問看護なんですよね。

だから、たいていの事業所は突発的な事態に備えるため若干のゆとりを持って勤務スケジュールを組んでいます。だからスタッフの急な休みにも対応できていることが私の勤務先ではほとんどです。(限界はありますけどね)

それに、非常勤で働くことを検討されている方ならガッツリと仕事を入れるのではなく

  • 週に3日、1日5件の訪問
  • 週4日、午後から3件だけ訪問

っていうような形で勤務するようにしておけば、急な行事で休まなければならなくても振り替え勤務しやすいと思います。

利用者さんの都合がつくなら、午後の訪問予定をその日だけ午前中に振り替えて訪問する、ホントは月曜日の訪問だけど、行事と重なるから火曜日に振り替える、といったことも可能な場合があります。

こんなかんじで、時間と曜日の枠を決めて働くことができるのが訪問看護ステーションなんですよね。

子育て中で、復職を検討している看護師さんや、旦那さんの扶養の範囲で働きたい、午後から週3日だけ働きたいといったようにスケジュールや労働時間の調整をしやすいの訪問看護ステーションなのです。

まだ働くのは少し先とか、復職を検討中の方は転職サイトに無料登録して、条件の良い訪問看護ステーションを見つけてみてはいかがですか?

看護師求人紹介 【ナース人材バンク】

(スポンサー広告)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です