回復期リハビリテーション病棟での看護師とリハビリスタッフとの連携

回復期リハビリテーション病棟においては、連携やチームアプローチが当たり前のように行われている?のでしょうか。というより、看護師さんと作業療法士や理学療法士、言語聴覚士等のリハビリテーションスタッフはきちんと病棟の業務を把握した上で、連携しているのでしょうか?作業療法士としての立場から、看護師とリハビリスタッフとの連携について書いてみたい。

 

「魅せるリハビリ」の実践をしているのかな?

看護師さんにとって、回復期リハビリテーション病棟ってどんなイメージを持っている方が多いのでしょうか?

私の嫁さんは(看護師)回復期リハビリ病棟での看護師の苦労という記事でも書いたように、肉体的にきついってよく言ってます。

でも、患者さんの状態が改善していくことについては喜びを見出しているようです。

さあ、そんな回復期リハビリテーション病棟において、皆さんの職場の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士たちは、リハビリの存在をきちんとアピールできているのでしょうか?

私は他のブログでも書いているように、回復期リハにおけるリハと看護の連携の必要性や、セラピストが看護師さんたちに対してアピールすることの重要性を訴えています。

医療業界、病院業界においてリハビリ職種は少数派。だからまずは他職種の方に、リハビリテーションとの連携のメリットをダイレクトに伝える必要があります。それにはまず、作業療法や理学療法、言語聴覚療法の現場を見てもらいたいので、リハビリテーションスタッフが他職種に対して積極的に働きかけることが望ましいと感じているのです。

どうでしょうか?これを読んでいる あなた が勤務している病院のリハビリテーションスタッフは看護師に対してきちんとアピールできているのでしょうか?

 

リハ現場を見ることでわかる 患者さんの本当の能力

まずは、リハビリテーションの現場を看護師さんたちにはぜひ見てほしいんです。

カンファレンスなんかでも、ときどき意見の違いが出るのですが、リハビリテーションスタッフが把握している患者さんのADLなどの能力と、実際に病棟で患者さんが行っているADL能力に差がある場合があります。

何故、同じ患者さんなのにADL能力に差が出るのか?

それは、リハビリテーションの時間には 患者さんも頑張る からです。

でもそんな状態を24時間ずーっと続けることは無理なんですよ。理学療法とか作業療法の限られた時間だけ頑張るのと、病棟生活でちょっと気が抜けているのとでは、実践できるADL能力には差が出てきて当然だと思います。

だからといって、ずーっと患者さんに頑張らさせすぎるのも、無理な話なんですよね。

看護とリハビリでの 落としどころ を統一する

リハビリの時間だけは頑張って何とかする

でも病棟では、介助量は変わらない。

だからカンファレンスでリハと看護の意見がマッチしない。

でも、こんな状態ではなかなか病棟でのADL能力は改善していかないですよね。
実際には看護師さんが関わることの方がはるかに多いのがADLなんですからね。

理学療法士や作業療法士は、普段の患者さんの病棟での様子を知らないスタッフの方が多いと思います。

病棟できちんと患者さんがやっていないということを知らないんですよね。

まずは、看護師サイドからリハビリに対して病棟でのADLの現状を伝えてほしいなって思います。

そのうえで、リハビリの時間に発揮している能力を、病棟で発揮させるには、どのような関わりをすべきかってことをリハビリと看護サイドで話し合ってほしいんですよね。

リハビリの時間のようにめっちゃ頑張ることは病棟では無理でも、今より少しくらいはできることを増やせるような、病棟とリハビリとの格差を少しでも埋めるような、「落としどころ」を見つけてほしいのです。

そうすることで、お互いが他職種の状況を把握することができて、それぞれの業務に反映できると思うんですよね。

リハビリサイドは、看護師からの報告で病棟でのADLの実践状況を把握して、患者さんが普段のADLでもっと能力を発揮できるようにプログラムを修正する。

看護サイドは、患者さんの本当にできる能力を知ることで、病棟でそれを発揮できるように支援するような関わりを持つ。

そんな、連携を持つことが、回復期リハビリテーション病棟で、看護師さんとリハビリスタッフが協業して、チームワークを発揮できることにつながっていくのではないでしょうか?

まとめ

回復期リハビリテーション病棟でのリハビリとの連携のポイント

  • お互いが現状について、まずは情報交換をきちんと行う
  • 看護とリハビリで病棟でのADLの「落としどころ」を設定する
  • リハ場面での患者さん能力を把握し、病棟での支援に生かす

 

2 件のコメント

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