新しい職場への転職を考えている看護師さんも多いと思います。色んな病院・診療所、介護保険では老人保健施設や通所系のサービス、訪問看護など看護師さんの職場も広がってきています。転職サイトも増えていますが、現場で働いている立場から見た、看護師さんの転職先としての回復期リハビリテーション病院のメリットについて考えてみます。いつものことですが、看護師の嫁を持つ作業療法士が、回復期リハビリテーション病棟で働く嫁の意見を参考にしながら書いています。
私の嫁さんの場合
私の嫁さんは、このサイトにも少し書いていますが 回復期リハビリテーション病棟としては結構有名な病院で働いています。
結婚してからだと、18年以上回復期リハビリテーション病棟で働いています。その間に、高2の長女と小2の長女の出産・育児を乗り越えてきました。
加えて少し言うなら、准看だった嫁は長女が1歳くらいの時に正看護師の進学コースに3年間通うということもやっていました。
- 結婚
- 出産
- 育児・子育て
- 正看護師への進学
などなど、どれか一つだけでも大変といいますか、自分の仕事以外のことに取り組まなくてはならず
- 看護師
- 嫁
- 母親
- 学生
という様々な立場をこなさなければならなかったのですが、それをのらりくらりと乗り越えてきました。私の嫁さんが看護師としてどうなのかと言われますと、どうなんでしょう?
認定看護師でもなく、40代ですが職歴長いけど正看護師歴は12年くらいで、育児のために非常勤に切り替えて働いていたこともあり、正職員歴が短いため管理職でもありません。私から見てもフツーの看護師ですね。
夫が作業療法士なので、少しリハビリテーションに理解はありますがリハビリのエキスパートって訳でもありません。
定時で終わることのできる職場
さまざまな立場・役割(妻、母親、学生)をこなしながら長く続けれ来られたのは、やはり回復期リハビリテーション病棟・病院で働いていたことが大きな要因だと思います。
- 急変する患者さんが少なく定時で仕事が終わる
看護師であり嫁であり、母であっても長く続けてこられたのはこれが一番大きな要因ではないかと言ってます。
病状、状態が安定しているからリハビリテーションを実施することができる。だから急変する方が少ないのです。急変が少ないので、おおよそスケジュール通りに業務が進行するので、定時に終わるってことなんです。
保育園のお迎え、日々の食事作り、育児などなどをこなさなければならない立場にある看護師さんにとっては定時に帰ることのできる職場は大きなメリットではないでしょうか
転職先としての回復期リハビリテーション病棟・病院のメリット
定時で帰ることが多い
定時で帰ることができるを嫁さんはメリットの第1位としてあげています。
ADL介助量の多い患者さんもいてますが、介助量の多い患者さんがいてるときは、いるときなりの職場スケジュールになるようで極端に残業が増えることもないようです。
まあ、
- 新規の患者さんが転院してきて、入院オリエンテーションに時間をとられる
- 病棟に医師がなかなかやってこない
- 院内処方の薬がなかなか病棟に来ない
などなど、突発的なトラブルによって定時に帰ることができない時もありますが、多くないようです。
患者さんが自宅に帰る喜びを感じることができる
嫁さんに聞くとこれが回復期リハビリテーション病棟・病院で働いていることのメリット第2位だそうです。
作業療法士の私にとっては、患者さんに自宅に戻ってもらうために頑張るって言うのは当たり前のことなのですが、回復期リハビリテーション病棟以外で働いたことのある嫁さんや、嫁さんの看護師友達なんかに言わせると、患者さんが自宅に帰るって言うのはかなり嬉しんだそうです。
回復期リハビリテーション病棟・病院に入院している患者さんが、突然急変してお亡くなりになるってことはほとんどありません。ADLが思ったように改善せず、転院する、老人保健施設にうつるってことはありますが、亡くなる人はほとんどいません。
病院によっては、
- 急変して亡くなる
- 病状が変化なく更なる加療のために転院する
- がん等もともと回復の見込みが少ない
- 看取りが多い
などなど、リハビリテーションを主たる業務としていない病院ではこんなことが多いんですよね。だから、患者さんが自宅に戻る事って言うのはめっちゃうれしい事なんだそうです。その喜びが多いのが回復期リハビリテーション病棟・病院なんだそうです。
出会いが多い職場
作業療法士の立場から、回復期リハビリテーション病棟・病院のメリットを一つだけ。
私は嫁さんとは職場結婚なのですが、女性が多い病院という職場は看護師さんにとっては出会いの少ない職場だと思います。
回復期リハビリテーション病棟・病院にはリハビリのプロである、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士がたくさんいます。つまり、男性との出会いの場もほかの病院に比べると多いんです。
嫁さんの職場にも理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と結婚したり、付き合ったりしている看護師さんはたくさんいます。
私が言うのもなんですが、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士というもは将来的に見てもそこそこ硬い職業だと思います。安定した収入もありますので、旦那としてはなかなか良いのではないでしょうか?
今までなかなか出会いがなかった看護師さんにはお勧めです。
転職先としての回復期リハビリテーション病棟・病院のデメリット
いい事ばかり書くとやらせ記事みたいなので、デメリットについても嫁さんに聞いてみました。
看護師のとしてのスキルアップの方向性が異なる
この記事をお読みの方は、看護師としてのスキルアップに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?急性期や救急現場の第一線として働くことが一流の看護師とお考えでしょうか?
看護師として目指すべきものによっては、回復期リハビリテーション病棟というのはデメリットとなります。
患者さんの病状が安定していて定時に帰ることができるということがメリットですが、逆に言えば急変が少なく、看護師さんが患者さんに行うような処置が少ないってことなんですよね。点滴と採血が中心かな。
看護師さんの業務の中心はリハビリを受けている患者さんへの支援です。だから、ADLへの関わりが中心となります。そのため、移乗動作の介助や食事動作の介助が中心となります。
とくに、移乗動作の介助が大変だと思っている看護師さんは多いようです。ADLの介助が看護業務の中心になることに対して抵抗を感じる方は回復期リハビリテーション病棟・病院は向いていないと思います。
嫁さんが言うには、
「新卒や若手の看護師さんにとっては、看護師が基本的に身につけるべきスキルがあまり身につかない」
らしいです。
体力が必要?
とにかく移乗動作の介助が大変だそうです。
だからと言って、腰痛で退職する看護師さんがバンバンいてるってこともないようです。移乗動作の介助は大変なのですが、回復期リハビリテーション病棟・病院にはリハビリのプロフェッショナルである、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がいます。介助の方法については、そのプロから学べばよいのです。
最初は大変かもしれませんが、慣れたらコツをつかめますので、安心して介助することができます。
だから、体力が必要といっても一般の病院で働いている方と変らないと思います。
転職先としての回復期リハビリテーション病棟 まとめ
- 他の職場に比べると、定時に帰りやすく子育て主婦には向いている
- 理学療法士や作業療法士などの男性との出会いがある
- 患者さんが自宅に帰るより媚を感じることのできる職場
- 看護師としてのスキルアップの方向性には確認が必要
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