教育1 退院後の生活とリハビリテーションの選択肢


noteサイトに書いたコラム
コラム33 「訪問リハと訪問看護のリハ」「訪問リハと通所リハ」それぞれの役割分担と方向性

そこに詳しく書いているけど、2020年までは訪問看護ステーションからの訪問リハと病院・診療所・老健からの訪問リハでは加算とか点数での差はあったが訪問できる回数には大きな差はなかった。

2021年の介護報酬の改定では、病院や診療所・老健からの訪問リハの方が退院直後は手厚くなる方向で議論が進んでいる。同じ訪問であって事業所によって訪問回数が変わってくるということだ。

このコラムはシリーズコラムです。
2021年に取り組みたいこと
(やまだリハビリテーション研究所の公式HPに移動します)

退院後の選択肢

このことだけではなく、地域には地域のリハビリテーションのあり方というものがある。

病院と同じように毎日最大3時間のリハビリテーションを提供できるような制度ではない。

老健の入所のリハビリテーションのは老健のstyleというものがある。訪問や通所リハも同様に制度の中で地域のセラピストが一生懸命業務に取り組んでいる。

だけど、急性期や回復期リハのセラピストの多くは

「病院と同じようにリハビリしてくれますよ!」

と退院間際の患者さんや家族さんに説明することが多い。

けっして病院と同じような時間や回数のサービスは提供できないにもかかわらず、無責任な情報を提供する。そうして退院後のサービスを提供するセラピストは、その無責任な歯情報が間違っているということを四苦八苦して説明する。

退院後の生活とかリハの選択肢

回復期リハ病院のミッションは入院されている患者さんを在宅に戻すことだ。

診療報酬の改定においても在宅へ帰すことが求められる改定になっている。

じゃあ、病院で働くセラピストの多くは退院後の生活や退院後のリハビリテーションのことをどれくらい把握しているのだろう?

もしくは患者さんを退院捨て自宅に返すという回復期リハ病院のリハ部を率いる管理職はその地域の介護保険のサービスの状況をどれくらい把握しているのだろう。

まずはそのあたりをしっかりとリハビリテーション部の方針として若いセラピスト達に伝えることが必要だと思う。

基本的なこととして

  • 退院後のリハビリテーションの選択肢
  • 地域で提供されるリハビリテーションとしての通所リハ、訪問リハ、訪問看護からのリハ、通所介護、老健などの特徴とリハビリテーション
  • 退院後の生活を考慮した入院リハビリテーションのあり方
  • 患者さんが主体的に取り組むリハビリテーションのこと

このことをきちんとリハビリテーション部の教育として実施すべきではないでしょうか?

少し先を見通しながら「今」何をすべきかを伝えていくことが病院リハビリテーションの質を向上することにつながると考えています。

このような教育に興味ある方はお気軽に連絡ください。
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