2016年1月27日に開催された中医協の資料が公開されました。作業療法士としてはリハビリテーションに関する改定が気になるのですが、訪問看護ステーションに掛け持ち勤務している立場として最も気になったものを取り上げる。
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中医協の資料について
中医協の資料はこちらからご覧ください。
⇒⇒中医協 2016年1月27日の資料
ここに掲載されている資料のうち、詳しいことが載っているのこちら
個別改定項目について(その1)というところの
⇒⇒総-4(PDF:3,604KB)(クリックするとPDFが開きます)
上記の総ー4にいろいろ改定情報があります。
同一日の2カ所の訪問か可能になりそう
今回公開されている資料で、訪問作業療法士として注目したのはこれ。
2カ所目のステーションが緊急訪問できるというもの。
リハビリが2カ所目で関わっている場合
ステーションが2カ所関わっているケースで多いパターンが、
1カ所目は看護師
2カ所目がリハビリ
っていうパターンの組み合わせ。
このパターンの場合、利用者さんが急変した時でも、基本的には同一日には1カ所のステーションしか訪問できないというルールがあるため、リハビリで訪問しているステーションが訪問する必要がありました。
だけど、リハビリメインのステーションの場合これの対応ができなかったりするんですよね。
だけど、この改定が通ったらそんな急変時の対応がスムースになりそう。
ホントはリハビリで訪問しているステーションの場合でもそのステーションの看護師がきちんと対応すべきです。
だけど現実にはそんな対応ができないステーションがあるのも事実。迷惑するのは利用者さん。
それを少し回避できそうな改定です。
ホントはしっかり看護が必要
リハビリテーション専門職種が立ち上げた訪問看護ステーションの場合、看護師の業務が十分でない場合がある。
リハのスタッフの方が多くて、看護師は規定ぎりぎり。そんな場合利用者さんが急変しても対応できないってステーションがある。
この改定がそのまま認められたら、そんなステーションにとっては朗報になるかもしれない。
だけど、ホントはそんなステーションでも看護師を充実させる方がよっぽど利用者さんの利益につながる。
改定が自分の事業所に有利になることと、患者サービスが向上することはイコールではない。
リハビリメインのステーションはやっぱりおかしいと思う。
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